【受講生の制作実績】17名の歌声を一つの楽曲に。高難度のボーカルMIX案件をMusic Hearts受講生が担当
オンラインDTMスクール「Music Hearts」では、音楽制作のスキルを学ぶだけでなく、実際の制作案件に挑戦する機会も設けています。
今回、Music Heartsの受講生が、17名による大人数の「歌ってみた」楽曲のボーカルMIX案件を担当しました。
今回の案件で難しかったのは、単純にボーカルの人数が多いことだけではありません。
17名それぞれの声質や歌唱の特徴、録音環境が異なる中で、一人ひとりの歌声を整え、楽曲全体として自然に聴こえるように仕上げる必要がありました。
本記事では、今回の案件の内容や制作上の難しさ、担当した受講生の声、そして依頼者からの評価をご紹介します。
17名のボーカル素材をまとめるMIX案件

今回Music Heartsに寄せられたのは、17名が参加する「歌ってみた」楽曲のボーカルMIX依頼です。
Music Heartsでは受講生向けに制作案件を案内し、今回の案件では受講生の「klunc」さんが担当しました。
依頼内容は、17名分のボーカル素材を調整し、伴奏音源(オケ)と自然に馴染ませながら、一つの完成作品に仕上げるというものです。
主な案件内容は以下のとおりです。
制作内容: 17名による合唱形式の「歌ってみた」楽曲
担当業務: ボーカルMIXおよび楽曲全体の音量・音質バランス調整
制作上の課題: 声質・歌唱力・録音環境の異なる17名のボーカルを自然にまとめること
案件形態: 外部クライアントからの有償制作依頼
一般的なソロボーカルのMIXとは異なり、大人数のボーカルMIXでは、複数の歌声が重なった際の聴こえ方まで考慮する必要があります。
今回も、17名それぞれの素材を調整しながら、全体のまとまりをつくることが求められました。
なぜ17名のボーカルMIXは難しいのか?

ボーカルMIXは、単に歌声の音量を上げたり、エフェクトを加えたりする作業ではありません。
歌声の特徴や録音状態を把握し、楽曲に合った音質やバランスへ整える工程です。
特に大人数のボーカルを扱う場合、通常のMIX以上に考慮する要素が増えていきます。
① 一人ひとりの声質・録音環境が異なる
17名がそれぞれ異なる環境で録音した場合、マイクの特性、部屋の響き、録音音量、声の質感などに違いが生じます。
例えば、ある人の声は高音域が強く、別の人の声は低中域が豊かだったり、録音環境によって部屋の響きが目立ったりすることがあります。
こうした違いを無視して同じ処理を行うと、声が切り替わるたびに音質の差が目立ったり、全員で歌う場面で一部の声だけが突出したりする原因になります。
大切なのは、それぞれの歌声の個性を残しながら、楽曲としての一体感をつくることです。
② 複数の歌声が重なったときのバランス調整
一人ずつ聴いたときには問題のない歌声でも、複数人が同時に歌うと、特定の帯域が強調されたり、声が重なって歌詞が聴き取りにくくなったりすることがあります。
大人数のボーカルMIXでは、個々の音質だけでなく、複数の歌声が重なった際のバランスが重要です。
全体の音量や音質を整えながら、楽曲の盛り上がりや各パートの聴かせ方を考える必要があります。
③ 伴奏と歌声を自然に馴染ませる
今回の案件では、17名のボーカルを整えるだけでなく、伴奏音源との馴染み方も重要な課題でした。
ボーカルが前に出すぎると伴奏との一体感が失われ、反対に埋もれてしまうと歌声の魅力が十分に伝わりません。
一人ひとりの声を調整したうえで、楽曲全体を聴きながら仕上げていく必要があります。
このように、17名のボーカルMIXは、処理する素材の数だけでなく、個別の調整と全体のバランスを両立させる難しさがある制作作業です。
受講生・kluncさんにインタビュー

今回の案件を担当したMusic Hearts受講生のkluncさんに、挑戦した理由や制作を通じて得られた学びについてお話を伺いました。
「これまで経験したことのない規模のMIXに挑戦したかった」
── 今回、17名という大人数のボーカルMIX案件に挑戦しようと思った理由を教えてください。
kluncさん:
「MIX、マスタリングに課題を感じていたこともあるのと、やったことのない規模のMIXだったので、やり切った後は自分自身とても成長できるのではないかと思い、手を挙げさせてもらいました」
今回の案件は、kluncさんにとっても初めて経験する規模のボーカルMIXでした。
自身の課題としていたMIX・マスタリングのスキルを伸ばすために、あえて難しい案件に挑戦したといいます。
「一人ひとりの声質も録音環境もバラバラだった」
── 実際に制作してみて、特に苦労した点や学びはありましたか?
kluncさん:
「人数の多さに苦労したかなと思います。
一人ひとりの声質も録音環境もバラバラだったので、そこをうまく一人ひとり処理して、オケ音源と馴染ませるといったところがとても時間がかかりました。
ただ、いろいろなパターンを学べたので、一つの案件でさまざまなアプローチの仕方を学ぶことができました」
今回の制作で特に時間がかかったのが、個々のボーカル素材への対応だったそうです。
同じ楽曲を歌っていても、声質や録音状態が異なれば、必要な調整方法も変わります。
17名の素材に向き合いながら、それぞれに合ったアプローチを試した経験は、今後のMIX制作にも活かせる学びとなりました。
「自分の制作スキルが仕事につながる実感がうれしい」
── 今回は有償案件として制作を担当し、実績の公開も認められました。率直なお気持ちを教えてください。
kluncさん:
「自分のやったことがお金になる実感というのは、単純にとても嬉しいなと思います。
実績もできたので、これをきっかけに、一つの強みとして、自分が今までできていたことと併せて売り出していけたらなと思っています」
学習のために作品を制作することと、依頼者から求められる品質・納期・修正対応などを意識して制作することには、異なる難しさがあります。
今回の経験は、MIXの技術面だけでなく、音楽制作を仕事として請け負ううえでも大きな一歩となったようです。
クライアントからも、案件の評価
今回の案件では、制作した音源のクオリティだけでなく、進行面についても依頼者から評価をいただきました。
── 完成した17名のボーカルMIXについて、率直な感想を教えてください。
クライアント:
「十分満足です。歌唱力や環境がバラバラだったのにも関わらず、かなり綺麗にまとめていただけて助かりました」
また、案件の進行についても、当初のスケジュールが守られたことや、修正依頼が適切に反映された点について好意的な評価をいただきました。
音楽制作の実案件では、完成音源のクオリティだけでなく、納期の遵守や修正への対応も重要です。
今回の案件は、難しいボーカル素材を一つの作品にまとめながら、依頼者の要望に沿って納品するという、実務上の経験にもつながりました。
完成した17名の「歌ってみた」作品
今回、Music Hearts受講生がボーカルMIXを担当した作品は、YouTubeで公開されています。
17名の歌声が重なる箇所や、個々のボーカルと伴奏がどのように馴染んでいるかにも注目して、ぜひお聴きください。
▼ 完成作品を視聴する
Music Heartsでは、学んだスキルを実践につなげる機会も
DTMやMIXのスキルを身につけるには、知識を学ぶだけでなく、実際に制作し、課題を見つけ、改善を重ねることが大切です。
Music Heartsでは、現役プロの講師によるレッスンや作品添削を通じて、受講生一人ひとりの目標に合わせた学習をサポートしています。
さらに、今回のように受講生が外部の制作案件に挑戦する機会も設けています。
もちろん、案件には依頼者が求めるスキルや品質、納期などの条件があり、すべての受講生が必ず案件を担当できるわけではありません。
しかし、学んできたことを実際の制作現場で試し、その経験を次の成長につなげることは、音楽制作を続けていくうえで大きな意味を持ちます。
今回のkluncさんも、Music Heartsでの学びについて次のように語ってくださいました。
「講師の方々は、いい意味で着飾らないリアルな先生方だと思います。実践的なのはもちろんですが、各々の困ったことは大体解決してもらえます」
そして、これから音楽制作を学ぶ方へ向けて、こんなメッセージもいただきました。
「自分から動き出さないと、待っているだけでは何も始まらないです。聞いていいか迷っているなら、聞いた方がいいです」
学ぶことを目的にするのではなく、学んだスキルを使って作品を完成させ、新しい挑戦につなげていくこと。
Music Heartsでは、これからも受講生それぞれの目標に合わせて、音楽制作のスキルアップと実践をサポートしてまいります。
DTMスクール「Music Hearts」について

Music Hearts(ミュージックハーツ)は、現役プロの音楽クリエイターによるマンツーマン指導を中心としたオンラインDTMスクールです。
DAWの操作から作曲・編曲、サウンドデザイン、MIX・マスタリング、楽曲配信・発信まで、一人ひとりの経験や目標に合わせた学習を提供しています。
「自分の曲を完成させたい」「独学からステップアップしたい」「MIXのクオリティを高めたい」など、さまざまな目標を持つ方の音楽制作をサポートしています。
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