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一生使える!プロが教える作曲の絶対コツとメロディ発想法

作曲を始めたもののメロディが浮かばない…

そんな悩みを抱える初心者から、自己流で伸び悩む中級者までを対象にした記事です。


音楽理論が苦手でも、楽器経験が浅くても、この記事を読み進めるだけで作曲のコツがわかり、“形になる1曲”を完成させるまでの道筋がわかります。


メロディ発想法を解説するピアノロール画面


まず押さえたい!作曲初心者が挫折しないための前提知識とコツ

作曲は“才能”より“設計図”です。


最初に何を決め、どんな順番で手を動かすかを理解しておくだけで、途中でアイデアが枯渇するリスクは劇的に減ります。


初心者が途中で心が折れる理由の大半は、ゴールが曖昧なまま闇雲にピアノロールを開いてしまうこと。


本章ではゴール設定、必要最低限の理論、機材選び、作曲フローという4つの視点から“挫折予防策”を具体的に解説します。


記事内で紹介するチェックリストを手元に置けば、迷った瞬間に立ち返る指針となり、完成率は飛躍的に上がるでしょう。


なお、迷ったら講師に直接質問できるMusic Heartsの無料体験を活用すると、独学の不安を早期に解消できます。


作曲のゴール設定とテーマ決め

“良い曲を作りたい”という抽象的な目標では脳は動きません。


具体的なリスナー像、シチュエーション、曲長、キー、感情の5項目を最初に決めることで、メロディとコード選択にブレがなくなります。


たとえば「卒業式で歌われる、3分半、Gメジャー、前向き」と設定するだけで、必要なテンポや響きが自ずと絞り込めるのです。


また、“テーマ=キラーワード”を1行で書き出すと作詞との連携もスムーズ。

このワークを最短3分で終わらせるテンプレートを以下に示します。


  • Who:誰が聴く?(例:中学3年生)

  • Where:どこで流す?(例:体育館)

  • Length:曲長は?(例:3:30)

  • Key:得意キーは?(例:Gメジャー)

  • Emotion:届けたい感情(例:門出の高揚)


必要な音楽理論を最速で理解するコツ

ダイアトニックコード、スケール、ダイナミクス。

この3つを先に覚えれば、理論書を1冊読破するより早く実戦投入できます。


まずは“Cメジャーのダイアトニック7つ”を覚え、次に“相対短調Aマイナー”を確認。

これだけでヒット曲の70%が再現可能です。


コードが覚えられない人は、度数で数字管理するメソッド「1-4-5進行→Ⅳ→Ⅴ」と言い換えると配置ミスが激減します。


下記表で理論用語と実践操作の橋渡しを行い、学習時間を圧縮しましょう。

理論用語

DAW操作例

ダイアトニックコード

Piano RollでC E G Bを同時押し→メジャー7th確認

スケール

スケール補助表示をC Ionianに設定

ダイナミクス

ベロシティを80-110で揺らす


楽器・DAWの用意と選び方

最低限必要なのはPC(Mac/Winどちらでも可)、DAW、オーディオインターフェイス、MIDIキーボード、ヘッドホンの5点。


DAWは“付属音源の充実”と“学習コミュニティの規模”で選ぶと後悔しません。

初心者に人気のDAWを比較した表を参考に、自分の環境と予算でベストを決めましょう。

DAW

価格

長所

短所

Studio One Artist

¥13,200

直感的操作・講座多数

付属音源は必要最低限

Logic Pro

¥24,000

Apple純正・音源豊富

Windows非対応

FL Studio

¥28,000〜

ビートメイク向き

日本語情報がやや少なめ


作曲の順番を理解しよう

結論から言えば“決めやすいほうから作る”が正解です。

ただし、メロディ先行は歌モノに強く、コード先行はトラック系に強い特徴があります。


迷ったら以下の二択フローに当てはめてください。


  • 3分で鼻歌が出せるなら→メロディ先行

  • ビートを聴くと体が動くなら→コード先行


作曲の進行で詰まったら一旦DAWを閉じ、スマホ録音でアイデアを口ずさむ“アナログ戻り”が有効。



プロ直伝!ゼロから曲を完成させる5ステップ手順


作曲初心者が挫折しないための作曲フロー図

プロの現場では、必ずと言っていいほど“決まった型”で制作が進みます。

型を知れば応用が効き、時間短縮にもつながるため、意識的に導入したいところ。


ここではアイデア発掘からミックスまでを5工程に分解し、各ステップで何を決めるのか、どんなツールを使うのかを詳述します。


Music Heartsの講座構成もこの5工程と一致しているため、独学で詰まった際は動画を横目で見ながら作業を進めると“抜け漏れゼロ”の安心感が得られます。


ステップ1:アイデアとキラーワード収集

曲の芯となるフレーズやキーワードは、日常の中に散らばっています。

スマホのメモアプリを立ち上げ、思いついた言葉・リズム・鼻歌を即時保存する習慣を付けましょう。


コツは“5W1H+Emotion”のフレームに落とし込むこと。これを30秒で書き出せれば、後のステップでブレることはほぼありません。


  • When:いつの情景か?(例:放課後の帰り道)

  • Where:場所は?(例:川沿いの桜並木)

  • Who:登場人物は?(例:幼なじみ)

  • What:何が起きる?(例:別れの握手)

  • Why:理由は?(例:進学で離れる)

  • How:どんな方法で?(例:手紙を渡す)

  • Emotion:感情は?(例:切ない期待)


ステップ2:メロディ骨格を作るやり方

キラーワードから連想される高低差を“山・谷・平坦”の3ブロックに分解してピアノロールへ配置します。


たとえば“切ない期待”ならAメロ=谷、Bメロ=平坦、サビ=山という配置が王道。16小節内に最低1回の跳躍(4度以上の音程差)を入れると耳が覚えやすくなります。


短時間で骨格を描くには、MIDIキーボードでドレミを弾くより“ドラムパッドでオンオフ入力→ノートを上へドラッグ”の方がリズムを意識しやすいのでおすすめ。


ステップ3:コード進行とリズムを付ける手順

骨格が出来たら、各ブロックに対して“機能”でコードを割り当てます。


トニック→サブドミナント→ドミナント→トニックという王道型を1周させれば、違和感のないベースが完成。


リズムは四つ打ち・シャッフル・ハーフタイムの3案を仮置きし、歌詞やテーマに最もマッチするものを残すと効率的です。

ブロック

推奨コード例

リズム案

Aメロ(谷)

Am→F

ハーフタイム

Bメロ(平坦)

C→G

シャッフル

サビ(山)

F→G→C

四つ打ち


ステップ4:トラック・アレンジ

低域・中域・高域にパートを割り振ると、音の被りを防ぎながら立体感が出せます。


例として、キックとベースで低域、ギター&ボーカルで中域、ストリングスで高域を担当させると、周波数の渋滞が避けられます。


アレンジに迷ったら、好きな曲をDAWへインポートし、周波数アナライザーで分布を確認すると再現性が高まります。


ステップ5:ミックスから完成まで

ミックスは“フェーダーバランス→EQ→コンプ→空間系”の順で処理すると手戻りが減ります。


一度に完璧を目指さず、−6dBの余裕を残した“プリマスター”で書き出し、24時間耳を休めてから再評価するのが鉄則。


最終段で−14LUFSにラウドネスを揃えれば、Spotify・YouTubeとも音圧差で損をしません。



キラーメロディを生むアイデア発想法とリファレンス活用


コード進行とリズムパターンの作例シート

“覚えやすいのに新しい”―この矛盾を乗り越えるためにプロが使うのは、共通点と差分を意識したメロディメイクです。


要素を3割真似て7割崩すという黄金比を守れば、オリジナリティとキャッチーさは両立できます。


リファレンス曲の選定から即興演奏、スマホ録音の裏ワザまで、多角的にアプローチしていきましょう。


プロが実践するメロディ発想3パターン

1) 五度跳躍+半音下降型

2) 3音モチーフ回折型

3) リズム先行型

の3つを覚えると、ほぼ全ジャンルをカバーできます。


五度跳躍は一気に高揚感を演出し、3音モチーフは耳残りを生み、リズム先行はダンス系で威力を発揮。


自作曲に当てはめながら体得すると、引き出しが爆発的に増えます。


繰り返しと変化で耳に残すコツ

Aメロ16小節中、同じフレーズを4小節単位で2回繰り返し、3回目でリズムを半拍前倒しするだけで“意外性”が生まれます。


リスナーは安心とサプライズの両方を求めるため、“ABABx”の並びに“x=変化形”を仕込むと高確率で刺さります。


リファレンス曲の分析方法と応用例

好きな曲をDAWにドラッグ→テンポ解析→コード抽出→メロディをMIDI化、の4工程で骨格を可視化します。


その上でコードの配置、メロディの跳躍ポイント、リズムのシンコペ箇所を書き写し、自曲に置換。


“速度×移調×リズムシフト”をずらすと盗作リスクを下げつつエッセンスだけ盗めます。


ギター・鍵盤を使った即興メロディの作り方

4小節ループを流しながら、ギターなら1弦2弦、鍵盤なら白鍵のみで即興して録音。


後で聴き返して“心が動いた3秒”を切り出し、反転やオクターブ移動で膨らませると、短時間で完成度の高いフックが得られます。


スマホ録音でアイデアを逃さないテクニック

寝起きや移動中など楽器のない状況こそメロディの宝庫。


ボイスメモで“日付+キーワード”をファイル名にし、週末に一気にDAWへ取り込みます。

クラウド同期設定をONにしておくと、PC側で即再生できるため、瞬発力が途切れません。



コード進行・リズム・トラック作りの具体的テクニック


ギターで即興メロディを考えるシーン

コードは“機能”、リズムは“グルーヴ”、トラックは“質感”の3視点で捉えると整理しやすく、引き算の判断もスピーディ。


この章では定番から変化球まで具体例を提示し、DAW上で即再現できるようMIDI数値も添えながら解説します。


超定番コード進行5選とオリジナル曲

名称

度数

代表曲

応用ポイント

王道進行

Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm

J-Pop多数

Ⅱmを挿入し哀愁UP

小室進行

Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ

90'sダンス

Ⅵmをsus4に置換

カノン進行

Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ

バラード

Ⅲmを休符で空ける

4536進行

Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm

EDM

Ⅳをmaj9で透明感

循環進行

Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰmaj7

Jazz

Ⅴ7にb9で緊張感


ボカロ曲で人気のリズムパターン解説

四つ打ちBPM170+ハイハット16分裏打ちという“ハイエナジー型”が現代ボカロの主流。


キックは1拍目+3拍目、スネアは2拍目+4拍目、ハイハットは“タッタッタッタ”で隙間を埋めると疾走感が出ます。


シンコペを8小節目に1回だけ入れると“ボカロっぽい引っ掛かり”が生まれます。


トラック中心の曲作り:DTMでのやり方

まずベースとドラムで8小節のループを作成→シンセパッドで空間を埋め→トップラインを後乗せ、がビートメーカーの常套手段。


ジャンル別に“サブベース40Hz〜60Hz”と“アッパーベース80Hz〜120Hz”を分離すると、ミックス段での低域処理がラクになります。


オリジナル感を出すリズムアプローチと雰囲気作り

変拍子は難しいと思われがちですが、4/4の中に3/4を1小節だけ混ぜる“疑似変拍子”なら体感しやすいです。


さらにキック位置を1拍後ろへずらす“リズムレイテンシー”を導入すると、一気にオリジナリティが際立ちます。


雰囲気別コード&メロディの組み合わせ

雰囲気

コード

メロディ開始音

爽やか

Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅳ

切ない

Ⅵm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅴ

和風

Ⅰm→Ⅶ→Ⅵ→Ⅴ

夜景

Ⅳmaj7→Ⅰ/Ⅲ→Ⅱm7→Ⅴ7


作詞作曲を同時進行するコツ:歌詞と言葉選びのポイント

歌詞とメロディは“韻・母音・アクセント”の3点が合致した瞬間に化学反応を起こします。


同時進行で作ると、この3点をリアルタイムで調整できるため、一体感が格段にアップ。

以下の見出しでは具体的なテクニックを掘り下げます。


歌詞とメロディを同時に作るメリット

・アクセント位置をその場で修正できる

・言葉数に合わせてメロディ尺を縮小できる

・感情のダイナミクスが楽曲全体で統一される


この3点が同時進行最大の利点です。


テーマ・キラーワードから広げる作詞テクニック

“涙”というキラーワードを核に、“透明”“頬”“理由”といった関連語をブレインストーミングし、タテ書きで並べます。


語尾の母音を“A→I→U→E→O”の順に配置すると、発音変化でグルーヴが生まれます。


サビを引き立てる言葉とリズムの乗せ方

サビは“母音が明るい言葉”を優先し、リズムは“表→裏→表”のシンコペーションで躍動感を付与。


たとえば“キミと僕”→“ボクとキミ”と語順を変えるだけでも母音配置が変わり、印象がガラッと変化します。


音楽理論視点で見る日本語詞と英語詞の違い

日本語はモーラ(拍)言語、英語は強勢アクセント言語。


同じ4分音符でも、英語詞は“弱強”のペアで揺れるため、スネア位置にストレス音節を当てるとノリやすくなります。


逆に日本語詞は子音が少ないため、打楽器やシンコペでアクセントを補強するとバランスが取れます。



シーン別・年齢別(小学生〜中学生)作曲学習法とオススメ作曲アプリ

学習段階に合わせてツールと目標を変えると、モチベーションと成長が直結します。


この章では遊び感覚のアプリから本格DAWまでを年齢別に紹介し、短時間で“達成感”を味わえるルートを提示します。


小学生でもできる!遊び感覚の作曲ゲーム

・Chrome Music Lab

・BeepBox


この2つはブラウザ完結で、ブロックを置くだけでメロディが鳴るため、楽譜が読めなくてもOK。


完成した曲はリンク共有できるので、クラスの友達と聴き合うだけでフィードバックループが回ります。


中学生・高校生にオススメの無料作曲アプリ

  • BandLab(iOS/Android)

  • Soundtrap(ブラウザ)

  • GarageBand(iOS)


マルチトラック録音やループ素材が豊富で、SNS感覚で公開→コメントをもらえるため、継続学習に最適。


スマホだけで完結するDTM作曲の方法

1)イヤホンマイクを接続しBandLabを起動

2)ドラムループを1トラック追加

3)鍵盤入力でベースを重ねる

4)オーディオトラックでボーカル録音


わずか15分でデモが完成します。


ここで作ったプロジェクトはPC版DAWへエクスポート可能なので、後に本格的なミックスへ移行できます。


学習時間の確保と上達ロードマップ

平日は30分“アイデア貯金”、週末は90分“制作集中”という2段構えが効果的。


1か月で1曲を目標に、3か月後には3曲のポートフォリオを作ると、音楽系推薦入試でアピール材料になります。



初心者にありがちな失敗とその回避策

失敗は成長のチャンスですが、同じ落とし穴にハマり続けるのは時間の損失。


ここでは典型的な4つの壁と、その乗り越え方を具体策とともに紹介します。


メロディが単調になる…ありがちな原因と改善コツ

原因は音域が狭い・リズムが均一・跳躍が少ないの3点。


“2度以内の動きが3音続いたら跳躍を入れる”というルールを適用すると一気に立体感が出ます。


コード進行が途中で破綻する理由と対処法

ダイアトニック外のコードを置く際に後続コードの機能を無視すると破綻します。


非ダイアトニック→Ⅴ7→Ⅰという“リゾルブ”を意識するだけでスムーズに流れます。


作業が進まないときのリズムリセット法

プロも実践する“リファレンス上書き法”を試しましょう。


既存曲をDAWに貼り付けミュート→自トラックと交互再生→違和感ポイントを可視化→修正、の4ステップで停滞はほぼ解消します。


パクリ防止!リファレンスとの距離感の取り方

BPMを±5以上ずらす、キーを完全五度上げ下げ、モチーフ長を1.5倍に変更。


この3条件を満たせば、著作権的リスクは大幅に低減されます。



完成度を高めるチェックリストと時間管理術


DTMソフトを使った作曲の作業画面

曲を完成と呼べる状態にするには、


・音楽的完成度

・技術的完成度

・心理的完成度

の3つを満たす必要があります。


本章のチェックリストを使えば、リリース前の不安が数分で解消可能です。


プロも使う全体チェック10項目

  • 音量バランス

  • EQ衝突

  • ステレオ幅

  • パンニング

  • ダイナミクス

  • リバーブ量

  • 曲構成

  • 歌詞とメロの一致

  • ループ感の有無

  • ラウドネス


早く完成へ導くタイムマネジメント術

ポモドーロ25分×4セットで一区切りし、“締切は翌日朝10時”と自分に課すと集中力が跳ね上がります。


Music Heartsのグループチャットには“#フリーチャット”チャンネルがあり、仲間との相互監視で締切意識が強化されると好評です。


DAW書き出し設定とリスニング環境の整え方

44.1kHz/24bit WAVでマスターを書き出し→マスタリング→320kbps MP3へ変換が一般的。


リスニングは“モニタースピーカー→カーステレオ→スマホ”の順で確認し、再生環境間の差異をチェックしましょう。


客観視を助けるフィードバックの取り方

SNSやDiscordコミュニティに限定公開し、24時間以内に3件以上コメントを得るのが理想。


Music Heartsのオンラインコミュニティでは、頻繁なフィードバックDayが設けられており、プロ講師と受講生から多角的な意見を得ることができます。


 
 

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