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プロ直伝:9thコードで作るLo-fiビートの作法

Lo-fiビート×9thテンションコード


9thコードでLo-fiヒップホップを作曲している自宅DTM環境のイメージ

Lo-fiビートは、レコードノイズやテープサチュレーションで“懐かしさ”を演出しつつも、コード進行自体は意外とジャジーで洗練されている場合が多いです。


その中心にいるのが9thテンションコード。


7thまでの音にもう一段クリアな音を積むことで、曖昧さと透明感を同時に与え、深夜の街を歩くようなムードを作り出します。


特にルートをベースやサブベースに任せ、上物をコンパクトにするLo-fiアレンジでは、9thの高域が“空間の抜け”を担う役割を果たします。


Music Heartsの現役トラックメイカー講師は「ローカットしたピアノに9thを残すと、スマホスピーカーでもコード感が失われない」と語り、初心者のつまづきを解消してくれます。


Lo-fiサウンドが求める緊張感と温かさのバランス

Lo-fiでは“ほっとする揺らぎ”と“わずかな不安”が共存していることがリスナーを虜にします。


9thは長二度という“軽い不協和”を含むため、癒し系コードに必要なスパイスを付与。

さらに11thや13thより区別しやすく、ミックス時に濁りが少ないのも利点です。


逆にテンションを入れすぎると中域が団子になるため、EQで300Hz付近を処理しつつ、テープシミュで高域をロールオフすることで“丸さ”を保ちます。


こうしたダイナミクスは、講師が個別添削するMusic Heartsのオンライン課題で体得すると早いでしょう。



ナインスがもたらす浮遊感: ルート省略のメリット

9thをオンコードで鳴らす場合、鍵盤やギターの低音域にルートを置くと濁りがちです。


Lo-fiではベースラインを別トラックに任せ、和音は3rd・7th・9thのみで組む“ルートレスボイシング”が王道。


これにより440Hz前後の帯域が整理され、テープハムノイズやクラックルエフェクトと干渉しにくくなります。


また、ルートレスにすることでコードネームを曖昧にでき、リスナーの想像力を刺激する効果も。


プロ作曲家が語る9thコード活用シーン

テレビCMやNetflix向けBGMを手掛けるプロ作曲家にヒアリングしたところ、短納期案件で“おしゃれ”を瞬時に演出したい時は9thが最初の選択肢になるとのこと。


とくに①カフェ系Vlog、②ゲームのセーブポイント、③バラエティ番組のアンダースコアで重宝するそうです。


理由は“認知コストの低さ”。

メジャーorマイナーの区別が聴き取りやすく、かつ高域に倍音が追加されることで安物イヤホンでも聞こえ方がリッチになります。


下記にシーン別の推奨コードタイプをまとめました。

シーン

推奨9thコード

理由

カフェVlog

Maj9

安心感と都会的ムード

セーブポイント

m9

ほの暗さと安堵の両立

バラエティ

9(#11)

軽快さと遊び心


9thコード基礎知識とAdd9との違い


9thコードとAdd9コードの構成音の違いを比較したDTM向け解説図

“9th”と“Add9”は似て非なるものです。

前者は7thを含む五和音、後者は7thを含まない四和音。


この違いを理解せずにプリセットを並べると、ミックスでモヤっとした原因がわからなくなることが多発します。


また、♭9や#9といったAlteredテンションはドミナント7thでしか基本的に許容されないため、キー感を壊さないための機能和声も覚えておく必要があります。


9th & Add9 表記のルールと構成音を比較

コードネームの“(9)”は“7thを含む”という暗黙の了解がある一方、“add9”は“7thを含まない”という情報を伝えます。


Cキーを例にすると、C9はC–E–G–Bb–D、Cadd9はC–E–G–D。

後者はトライアドが主体なので濁りにくく、アコギのストロークとも相性良好。


しかしLo-fiでジャズ感を演出したい場合は、やはりセブンスを含む9thが有利です。


以下の表で違いを把握しましょう。

コード

構成音

響きの特徴

C9

C E G Bb D

ブルージーで湿度高め

Cadd9

C E G D

爽やかでポップ

メジャー/マイナー/ドミナント7thへのテンション追加

テンションを積む位置は中高域が原則。

鍵盤の場合は人差し指か薬指で9thを掴み、親指で3rd、7thを小指で押さえる“内声固定”が便利です。


ギターではルートを6弦、7thを4弦、9thを3弦に置くドロップ2が指板上で無理なく鳴ります。


ドミナント7thでは♭9や#9を使った“オルタードドミナント”に発展でき、ターンアラウンドで即戦力。


マイナーキーではm9が哀愁の極みですが、ルートを弦楽器の開放にすることでLo-fiらしい鳴りを得られます。


実例G7(9)・Dm9・Em9が持つ響き分析

①G7(9)は解決先Cmaj7へ滑らかに繋がる“期待のコード”。

9thがCへのガイドトーンとなり、ベースが半音下行する瞬間にグルーヴが生まれます。


②Dm9はキーCのIImとして枯淡感を演出。

メロディが9thであるE音に乗ると、チルアウトの甘さが急上昇します。


③Em9はIIImとしてはやや珍しい選択ですが、ピアノロールで上三和音Gmajを形成し、オーバーハーモニー的な高揚感を与えます。


下記リストで3コードの推奨ボイシングを記載。

  • G7(9): 右手 = F–A–B–E / 左手 = G

  • Dm9: 右手 = C–E–F–A / 左手 = D

  • Em9: 右手 = D–F#–G–B / 左手 = E



ギター&ピアノで弾く9thコード一覧


G7(9)・Dm9・Em9の推奨ボイシングを鍵盤上で示したナインスコード解説図

楽曲アイデアが浮かんだ瞬間に“すぐ鳴らせる”フォームを体に覚えさせておくと、メロディとビートを同時にイメージしやすくなります。


ここではギターの開放弦を利用したLo-fi向けフォームと、ピアノ片手で完結するボイシングを中心に解説。


特にDAW前での作業では、両手がマウスと鍵盤、あるいはMIDIパッドで塞がりがちなので、手グセ化しておくとスムーズに録音へ移行できます。


ギター: 開放弦を活かしたLo-fi向けフォーム

Lo-fiではエレキギターのクリーントーンにテープシミュをかける手法が定番ですが、開放弦を含むフォームを使うと揺らぎが際立ちます。


例えば“Emaj9”を6弦開放E、4弦4F#、3弦1G#、2弦0B、1弦2F#で押さえると、高域が煌びやかなのにどこか枯れた質感を得られます。


チャートを覚えるより、指板上で“9th=ルートの2フレット上”という距離感を体感することが最短ルート。


下記表で代表的な開放弦フォームをまとめました。

キー

フォーム

Tips

Emaj9

022104

1弦の4F#が9th

Am9

X05553

5弦開放Aがルート

D9

XX0210

3弦F#が9th

ピアノ: クローズド&ドロップ2ボイシング

鍵盤で9thを弾くとき、“厚みが出過ぎてモコモコする”という悩みが頻出します。


そこで有効なのが“右手のみのクローズドVoicing”と“ドロップ2”。


たとえばCmaj9をE–B–D–Gでまとめ、左手ベースはオクターブ下Cだけにすると、中域をすっきりさせたまま浮遊感が生まれます。


ドロップ2では内声の2番目の音をオクターブ下に落とすため、手が小さい人でも届きやすく、MIDIノートでも視覚的に整理された配列を作りやすいのが利点です。


Add9フォームとの弾き比べポイント

Add9と9thは構成音が一音違うだけですが、ミックス時の存在感は別物です。


弾き比べは“7thを含む方が輪郭が曖昧になる”前提を耳で確認すること。

同じテンポ、同じビートでAdd9→9thを交互に鳴らすと、後者が格段にジャジーに聴こえるはず。


演奏時はサステインペダルを半踏みにし、リリーステイルを比較すると違いが明確です。



Lo-fiで映える9thテンションコード一覧


Lo-fi向けギター9thコードフォームと開放弦を活かした押さえ方一覧表

Lo-fiトラックは再生環境がスマホスピーカーやカフェの小型Bluetoothスピーカーであることが多いため、7thや9thの“微妙な濁り”が埋もれやすいジャンルです。


そこで重要になるのが“どの9thを使うか”の取捨選択。


Major9は透明感、Minor9は陰影、Dominant9はブルージーなうねりを持っており、トラック全体のトーンやBPMに合わせて選択することで、高域の抜けを確保しつつミッドレンジの密度を制御できます。


以下で具体的なコードとキャラクターを整理していきましょう。


テンションコード一覧: Major9 / Minor9 / Dominant9

まずは最も使用頻度の高い3種をチェック。


Major9=“大人の爽やかさ”、Minor9=“湿ったチル感”、Dominant9=“ジャジーなグルーヴ”と覚えると実戦で迷いません。


下表では各タイプの代表コードと、推奨サンプルパックの音色をまとめました。

タイプ

代表コード

推奨音源

響き

Major9

Fmaj9

Lo-fi Keys(Kontakt)

クリーミーで甘い

Minor9

Bbmin9

LABS Soft Piano

レインノイズに合う

Dominant9

E9

MODO Guitar

ビンテージ感MAX

Half-diminished9thなどディープな選択肢

ジャズリードシートで見かける“m7♭5(9)”は、Lo-fiにおいても夜更けのムードを一瞬で作れる秘密兵器。


例えばBm7♭5(9)をループに差し込むと、メジャー系コードの後でも違和感なくシリアスさが漂います。


また、“♭9”を含むG7♭9はディストーションギターと重ねると90s Boom Bapの空気感を演出可能。


こうしたディープな選択肢は、作業BGMを量産する際の差別化にも繋がります。


半音アプローチで緊張感を演出するコツ

9thコードのトップノートを半音で上下させるだけで、“ジャズってる”印象に。


Cmaj9のトップをD→Db→Cに滑らせる“パッシングトーン”は、MIDIオートメーションでベロシティを弱く設定するとナチュラルなハンドプレイ風になり◎。


Lo-fiではリバーブのプリディレイを長めに設定し、モジュレーションで揺らすと、半音移動の緊張感が残響内で溶け合い、耳障りにならずに存在感を放ちます。



9th入りLo-fiコード進行5選


DTMソフト上で9thコードのピアノロールを表示したLo-fiビート制作シーン

ここからは“とりあえず鳴らせば雰囲気が決まる”王道進行を五つ厳選します。


どれもYouTubeやSpotifyのLo-fiプレイリストで高再生を誇る曲の分析から抽出したもので、MIDIにコピペしてBPMを80前後に設定すれば即戦力。


リスナー視点では「夜に合う」「勉強が捗る」といった使用シーンが浮かぶ進行ばかりなので、SNSでのシェア拡散にも有利です。


枯淡系: II-V-I(9)で作る夜更けループ

ジャズの定番II-V-IをLo-fi化するには、各コードに9thを加え、テンポを落としてスウィングさせずにストレートエイトで打ち込むのがコツです。


キーCならDm9→G9→Cmaj9。


ルートの半音下をベースでゴーストノート処理すると、枯れたムードが増幅します。


リリースを短めに設定したRhodes系音源と、サイドチェインで1dBだけ揺らすコンプを併用すれば、深夜ラジオのジングルにもフィットする質感が手に入ります。


  • テンポ: 78BPM

  • スケール: Cメジャー

  • 推奨音源: Lounge Lizard


チル系: Iadd9→vi9→IVmaj9の循環

チルホップ系ビートで多用されるのが、トニックをAdd9にして始まり、6度マイナーを9thで受け、サビ感をIVmaj9で開放する循環進行。


キーGならGadd9→Em9→Cmaj9。


ここでは最初のAdd9によるクリスプな響きと、続くEm9の甘い陰影のコントラストがポイントです。


ハイハットは16分のラフクオンタイズ、キックは2拍4拍を少し遅らせ、メロディはPentatonic一発でOK。


ループを8小節以上に伸ばす場合は、4小節目に#iv°9を挟みサプライズ感を演出すると飽きづらくなります。


哀愁系: iv9→bVIImaj9→Imaj7(9)

メロウな哀愁を狙うなら、ナチュラルマイナームードを残しつつトニックで解決するこの進行が鉄板。


キーFならBbm9→Ebmaj9→Fmaj7(9)。


iv9のスタートで暗さを提示し、bVIImaj9で横ノリグルーヴを作り、Imaj7(9)で晴れやかな着地を見せる三段構えが特徴です。


トップノートを全コードでCに固定すると、リスナーがメロディを即座に記憶でき、ストリーミング時のスキップ率が下がる実測データも出ています。


Add9と9thを交互に使う展開術

同じコードネームでもAdd9と9thを交互に配置すると、“緊張と弛緩”が容易に生まれリスナーを飽きさせません。


具体例はCadd9→C9→Cadd9→C9を2小節で回す方法。


たった一音の差異が大きな表情変化を作るので、メロディが少ないLo-fiでは特に有効です。


オートメーションでテープヒスのボリュームをC9のときだけ上げるなど、コードと質感をリンクさせるとプロレベルの緻密さを演出できます。



DTMで9thコードを鳴らすトラックメイク


片手で弾けるCmaj9などの9thコードのクローズドボイシング例を示したピアノ鍵盤図

理論だけでなく“音にする”段階での落とし穴を避けるには、MIDIプログラミングと音源選び、そしてエフェクト処理の三要素を統合的に考える必要があります。


Ableton Liveを例に、プリセットから脱却するための具体的オペレーションを紹介。


独学者が見落としがちなベロシティレイヤーのバラつきや、重複ノートによるフェイズ問題を解決すると、ミックスバスでの修正作業が大幅に減少します。


Music Heartsのグループレッスンでは、受講生同士のプロジェクトファイルを相互レビューするため、自分の“クセ”を早期に発見できるのが魅力です。



MIDIプログラミングで避けたい濁りポイント

9thコードの濁りは、


1)低域でルートと5thが近接し過ぎる、2)ベロシティが均一すぎる、3)リリースタイムが長すぎる、の三点が主因です。


まずルートはベーストラックに任せ、コードトラックではオクターブ上に配置してバッティングを防ぎます。


次にベロシティは3rdと7thを強調し、9thを弱めに設定すると立体感が向上。


最後にリリースは150ms前後で止め、ディレイで尾を伸ばすほうがミッドローの混濁を避けられます。


ソフト音源選び: ピアノ・ギター・パッド比較

Lo-fiで使う9thは“ウォーム&ダル”寄りの音源が基本。

しかしトラック内の役割によって最適解は変わります。


鍵盤主体ならLABS Soft Pianoが空気感を稼ぎ、ギター系ならAmple Guitar Mがリアルなフレットノイズでアナログ感を補完。


パッドで埋めるならAnalog LabのJuno系プリセットが中域を適度に曇らせ、9thの高域だけが抜ける絶妙バランスになります。


以下の比較表を参考にしてください。

カテゴリ

音源

長所

短所

Piano

LABS Soft Piano

無償で高品質

低域が弱い

Guitar

Ample Guitar M

フレットノイズが秀逸

CPU負荷高

Pad

Analog Lab Juno Pad

広がり感

プリセット依存感

サンプリング vs 打ち込み: Lo-fi質感

サンプリングは一発でLo-fiの空気感が手に入る反面、コード進行を後から変更しにくい弱点があります。


打ち込みは自由度が高いものの“作り物感”を消す工夫が必須。


混在させる場合は、サンプリングレイヤーにEQで400Hzのノッチを入れ、打ち込みトラックに同帯域を付加すると“接着”しやすくなります。


著作権クリアランスの負担も考慮し、商用目的ならSpliceのクリアサンプル+自作MIDIが現実的なハイブリッド解です。


エフェクトでナインスを際立たせるEQ&コンプ術

9thの“煌びやかさ”はEQで5kHz付近を緩やかにシェルフブーストし、逆に3kHz周辺を1dB軽くディップさせると耳に刺さらず前に出ます。


コンプはミックスバスでかけるより個別トラックで行い、アタック50ms・リリース100ms程度のOptoタイプを選ぶとナチュラル。


トラック全体をGlue Compressorで軽くまとめた後、テープシミュでトータル2〜3%のサチュレーションを足すと、9thのみが程よくつぶれLo-fiらしい丸みが完成します。



ルートと7thを操るボイシング

Lo-fiの鍵を握るのは、実は9thそのものよりもルートと7thの“扱い方”です。


低域を整理しつつ中域の感情をコントロールすることで、同じ進行でも“都会の夜景”から“雨の窓辺”まで多彩な情景を描けます。


以下の三つの観点で、ルートと7thを意図的に操作してLo-fi感を爆上げするテクを押さえましょう。


ベースでルートを抜くor重ねる? 低域整理テク

ルートをベースとコードトラック両方で鳴らすと、中低域が飽和しビットクラッシャー処理をしたときに“砂嵐”が強調されます。


あえてコード側のルートを抜き、ベースのみで鳴らすと抜けの良いLo-fiサウンドに。


逆に“重ねる”アプローチは、ベースをアップライト系サンプルに置き換えたときに有効で、温かみが増すためアコースティック寄りのチル曲でおすすめです。


トップノートに7thを置くとエモくなる理由

トップノートが7thだと、コードの機能を能動的に示すため“行き場のない切なさ”が演出できます。


Cmaj9ならBを最上音に持ってくることで、9thのDが中声部で控えめに輝き、聴き手は“まだ続きがありそう”という期待感を抱きます。


メロディとの衝突を防ぐためには、トップノートのベロシティを−10ほど下げ、リバーブのプリディレイを短くするのがポイントです。


中域過多を防ぐオンコード活用術

オンコード、つまり分数コードを用いることで、ルートと上物の距離を広げ中域の混雑を緩和できます。


例としてFmaj9/Aとすると、3rdをベースに据えるためアタックが柔らかくなり、ハイハットの金属音と干渉しにくくなります。


オンコードを多用すると理論的に複雑に見えますが、耳で覚えてしまえば作業スピードが上がるため、パフォーマンス重視のトラックメイカーにも好評です。



9thコード作曲Q&Aと対処法


全キー対応9thコード一覧PDFの表紙イメージ(Major9・Minor9・Dominant9を網羅)

最後に、Music Heartsの講義で実際に寄せられた“9thあるある”質問をQ&A形式でまとめ、即効で解決するワークアラウンドを提示します。



独学中に壁にぶつかったときは、まずここを確認して作業を止めないことが最大の生産性向上策です。


テンション使い過ぎで濁るときの対処法

対処の第一歩は“帯域ごとの役割分担”を可視化することです。


スペクトラムアナライザで200Hz〜600Hzが飽和していたら、3rdまたは5thを思い切ってミュートしてみましょう。


さらにコンプのレシオを下げ、サイドチェインにキックを送ると“揺らぎ”が加わり濁りが逆に味になるケースもあります。


コード進行がマンネリ化する時の対処

同じキーの循環ばかりで飽きたら、“パラレルモーダルインターチェンジ”を試してください。


たとえばCmaj9の代わりにCmin9を一時的に置くだけで、暗転→光のコントラストが鮮明になります。


あるいは9thの半音上下をパッシングして経過和音を作り、ループを12小節に伸ばすだけでも大きな変化が得られます。


Lo-fiビートのミックスで9thが埋もれる原因

埋もれの多くは、


1)ドラムのシンバルと周波数が重複、2)ステレオイメージがモノラル寄り、3)テープサチュレーションの設定ミス、に起因します。


まずシンバルのEQで7kHz以上を1dB削り、ピアノの9thをMid/SideでSideだけ2dB上げると前に出ます。


最後にテープサチュをプリアンプ位置からポストフェーダーへ移動すると、倍音が追従し過ぎず9thが呼吸しやすくなるので試してみてください。

 
 

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